クラミジアについて

クラミジアとは日本でもっとも感染者の多いSTD(性感染症)で、外来診察を受けている患者だけでも100万人いると言われています。
これに次いで多い淋 病やヘルペスに比べれば圧倒的な患者数です。「クラミジア・トラコマチス」という細菌が、おもに性行為によって人から人へ感染していきます

■症状

▼女性の場合
子宮頚管炎は症状が少なく、感染を自覚することはあまりありません。オリモノが少し増えるといった症状を訴える人がいる程度です。しかし、次第に子宮内膜炎 →卵管炎→腹腔内感染にまで進むと激しい症状を訴える場合もあります。子宮付属器炎や骨盤腹膜炎になると下腹部の痛みや性交痛などを感じるようになりま す。クラミジアが腹腔内に広がっていき、さらに上腹部にまで達すると肝臓などの臓器にまで炎症が発症していきます。そうなると、非常に激しい腹痛を訴え て、救急車で運ばれることになってしまいます。それだけではなく、卵管の炎症から卵管周囲癒着などを起こして、卵管性不妊症の原因になったり、子宮外妊娠 の原因にもなります。

▼男性の場合
淋菌感染症による尿道炎ほど排尿痛はひどくなく、自覚症状がない人も少なくありません。軽い尿道掻痒感や不快感を感じる人もいます。尿道をおなか側から外尿 道口に向けて圧迫することで粘液性の分泌物を確認できる場合もあります。分泌物を確認する際には排尿後をさけ、できれば朝、排尿前などに尿道に溜まった分 泌物を調べるのが望ましいでしょう。検査を受ける際にも同様に朝、採取するほうがクラミジアの数も多く、より正確な結果を得ることが出来ます。


■治療法

男性の場合は泌尿器科・性病科、女性の場合は産婦人科・性病科を受診。
咽頭感染の場合は耳鼻咽喉科。 性器感染の場合は患部から体液を採取し、クラミジアの有無を調べる。

どこに感染しても治療法は同じで、テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキロノン系の抗生物質・抗菌剤を2週間程度投与する事で治療できる。症状は数日でなくなる事が多いが完全に死滅していない事があるので、医師の指示通り服用する。途中でやめた場合ぶり返したり、菌に耐性がついて治りにくくなったりする事がある。また、薬に耐性のある耐性菌も増加している。


■予防法

コンドームの着用である程度予防することができるが100%ではなく、口から口へという場合などが考えられる。一番の予防法は不特定多数との性行為の自粛である。